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15年06月18日
境界性人格障害のカウンセリング 「感情の調節」
うつ病改善やパニック障害の人のために心理カウンセリングを実施している、大阪梅田、兵庫明石にある阪神カウンセリング・ラボでは、心の問題に関わるあらゆる相談を受けつけています。心理学セミナー、講演会は、阪神カウンセリング・ラボへご相談ください。
今日のテーマは、「境界性人格障害のカウンセリング―感情の調節」です。
境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害)のカウンセリングは、認知行動療法または弁証法的行動療法が有効です。パーソナリティ障害の人のストレスを受けたときの対処法は、特徴的ないくつかを自然に執り行っていますが、そのほとんどが、自分を傷つけるものです。
例えば、過去の苦痛や過ちを長時間考えて過ごすとか、将来起こりうる苦痛や過ちを心配して不安になるなど思考によって対処しようと思うのは、ある意味でストレスによる自分の不安定な感情を調節するために行う不適切な対処法です。特に過去の苦痛や過ちを考えて過ごすと、過去に関してより抑うつになります。普通は誰かと喧嘩しても、自分や相手の問題を眺めてはやがて冷静になり、翌日にはそんなことはそれほど問題ない状態で対応します。境界性人格障害の人は、一晩中喧嘩したことをあれこれ考え、夜も眠れぬくらいに考え通します。そうすると、翌日までもそれを持ち込んで、怒りの感情を翌日も相手にぶつけてしまうのです。ちょっと冷静になれば、相手と関係を壊すほどの事でもない出来事が多いのに、怒りを増幅させていますから、相手の思いとは全く異なった感情で対処する羽目に陥ります。そうすると、許すことができない状態になってしまうのです。
この思考の悪循環を断ち切る方法を伝え練習することが、境界性パーソナリティ障害の重要なカウンセリングとなります。
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