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15年06月30日
最新の認知行動療法
マインドフルネススキルの由来
うつ病や気分循環性障害の心理カウンセリングは、認知療法や対人関係療法や弁証法的行動療法などが有効です。阪神カウンセリング・ラボでは、その人の状態に合わせて心理療法を実施しています。
今日のテーマは、「マインドフルネススキルの由来」です。
MiCBT(マインドフルネス統合認知行動療法)という心理療法があります。今までの認知行動療法に、マインドフルネススキルを取り入れたものですが、これは、マインドフルネススキルを重要なスキルとして位置づけています。
このマインドフルネスは、2500年前にインドで行われ、アジア中に広められた、ヴィパッサナー瞑想法に端を発します。ヴィパッサナーとは「無我の境地」に至る瞑想法です。これが日本の禅の仏教で座禅という瞑想を通して悟りを得るものに繋がっています。
マインドフルネスとは、「私たちの周りに起こる事をありのままに観る」という意味です。私たちの体内や心で体験される出来事一つ一つに、価値判断も反応もせず受け入れるような姿勢で意識を向け、この瞬間から次の瞬間へその意識を持続することです。
マインドフルなあり方を学ぶにつれて、色々な出来事をとらわれのない無執着の姿勢で体験できるようになっていくので、ストレスや不安症、うつといった日常の苦しみにも対抗できるようになっていきます。
最近でマインドフルネスを広めたのは、ベトナムの仏教僧です。アメリカ、フランスなどで平和運動を展開しつつ、瞑想を教えたティク・ナット・ハン(邦訳「禅への鍵」など)はマインドフルネスという言葉をよく使いました。ティク・ナット・ハンはノーベル平和賞の候補にもなった人です。
★うつ病の最新の心理療法は、マインドフルネススキルを導入した認知行動療法です。
★阪神カウンセリング・ラボでは、従来の認知行動療法の弱点を改良した最新の方法でうつ病改善の臨床カウンセリングを行っています。
★マインドフルネスは、あるがままを受け止める精神的に安定させるための大切なスキルです。
★弁証法的行動療法は、パーソナリティ障害だけでなく、うつ病にも有効な手法です。
★大阪・梅田、兵庫・明石の阪神カウンセリング・ラボは、学術的に認められている理論を基にカウンセリングを実施しています。
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