うつ病と不安障害の心理カウンセリング

「二分割思考のとらわれ」

　うつ病や不安障害の症状を悪化させる二分割思考・完璧主義は、その考えをもっている人にとって、当然の思考として位置づいています。本人は、自分の考えている思考が、誰もが考えている思考だと断定しています。今日のテーマに書いた、「とらわれ」は、うつ病や不安障害に陥る人にとって当然誰もが考えている思考としてとらわれているのです。つまり、うつ病や不安障害を発生しない人は、その人とは全く異なった視点で物事を捉えています。例えば、「仕事は完璧にこなして失敗してはならない」と考える、うつ病や不安障害の人は、そのために頑張ることが当然と考えています。だから、頑張ることは誰でも同じように考えているはずだと頑なに信じています。うつ病や不安障害にならない人は、仕事に頑張るということが、それほど思考の中にあるわけではありません。その思考に全く関係なく働いている場合もあるし、時に思い起こしても適当にやっている人もいるし、一生懸命やる人もいるし、一生懸命やる人でも頑張らないときもあります。うつ病や不安障害の人はそういったごく当たり前に起こっている自然な思考の状態を信じられないのです。

　アサーション・トレーニングは、自分のことを率直に表現することを可能とし、うつ病の改善や予防にも役立ちます。阪神カウンセリング・ラボでは、理論編、実践編を実施して好評を得ています。

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◎カウンセリングは、平日夜８時まで予約を受け付けています。日曜、土曜も相談実施しています。

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