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15年10月10日

心身症と身体表現性障害

心身症と身体表現性障害

 

 身体疾患には、心理的要因が深く絡んでいることがあります。例えば、気管支喘息そのものは身体的疾患ですが、その成立には、心理的要因が絡んでいることが多いと言われています。また、高血圧などは、感情の調節ができない人に見られるように、心理的要因が深く絡んでいます。その他、関節リュウマチ、消化性潰瘍等がその例です。現代ではその本来の心身症的概念が、心理的社会的要因が密接に関係して、曖昧になってきています。こうした心身症といわれる人の心理的背景として、自己感情を思うように表現することができない場合があります。これをアレキシサイミア(失感情言語症)と呼びますが、この関連は古くから言われてきたものです。

 

 広義にとらえると、身体表現性障害も心身症の範疇の入ると考えられています。それには次のようなものがあります。

・心気症  :誤った解釈で病気ではないかと恐怖感を持ったり、病気にかかっていると思い込んだりしている。

・疼痛性障害  :病院に通い身体的な医学的所見は見当たらず、心理的要因で起きているであろうと思われる痛みに悩む心の病気。

・身体化障害  :歴史的には、ヒステリーとかブリッケ症候群とよばれてきたもの。

・分類不能型  :上記の基準は満たさないが、身体疾患としては説明できず身体的な身体表現性障害 訴えが6か月以上続いているもの。

・転換性障害  :一般身体的疾患が存在せず、随意運動、感覚機能が障害されている。

・身体醜形障害 :身体の外観にとらわれて、自分は醜い何らかの欠陥があると思い込んでおり、それにとらわれている障害。

 

 そのほかにも、「パニック障害」「不安障害」「適応障害」「皮膚寄生虫妄想」「妄想性障害」「うつ病性障害」等も広義の心身症と言われることもあります。

 

 

 

 心身症やうつ病や双極性感情障害の心理療法を実施している、大阪・梅田、兵庫・明石の「心の癒しのコンビニ」阪神カウンセリング・ラボは、症状に合わせた心理カウンセリングプログラムを用意して、心理療法を行っています。認知行動療法、人間関係調節療法、弁証法的行動療法、感情調節療法、マインドフルネススキルトレーニング、アサーショントレーニングなどのプログラムを、阪神カウンセリング・ラボが提供しています。