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15年11月05日
うつ病の認知行動療法
「認知行動療法の技法」
うつ病の治療として始まった認知療法は、行動療法の認知的改善に有効に働く行動療法を組み入れて認知行動療法として、様々な領域に採用されるようになりました。パニック障害、パーソナリティ障害(境界性人格障害 自己愛性パーソナリティ障害など)や、統合失調症や躁うつ病(双極性感情障害)などの精神疾患にも採用されています。また、怒りやすい人の感情調節にも適用されます。この認知の技法には、以下のような事柄があります。
「想像した成り行きを検討する」 うつ病の人や不安障害の人は、その不安が強くて先行きが見えないことがあります。その結果がどのように進展するのかを検討していくと、不安感の軽減につながります。
「プラスとマイナスの面を検討する」 どのように考えるかということに関して、そのプラス面とマイナス面を検討する力をつけるようにします。
「否定的な考えを肯定的な考えに変化させる」 うつ病や不安神経症の人の考え方は、否定的・非現実的な思考にとらわれています。その思考傾向を肯定的に考えられるようにします。
「認知的歪みのラべリング」 ラべリングとは、商品にネーミングしてラベルを貼り付けるように、人は出来事に関してこうだと決めつけています。その決めつけが歪んでいますからそのラベル修正を図ります。(続く)
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