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15年12月01日
思考の悪循環のもとになる完璧主義
うつになりやすい人は、独特の思考パターンを持っている、これは認知療法を始めたアーロン・T・ベック教授が指摘したことです。その思考パターンを認知の歪みといいますが、その歪みを持っているために、極めて否定的で不健康な状況処理をしてしまうのです。
つまりうつ病は、この思考の歪みによって生じる「思考障害」だとしました。認知の歪みに関しては、後で詳しく説明しますが、その歪みの中で、最も修正厄介なものが、「完璧主義」というものです。うつ病になる人のほとんどがこの「完璧主義」を持っています。これが厄介なのは、幼い頃から繰り返し繰り返し作られてくることです。これが二分割思考という極端な思考と重なっているので、「仕事は完璧にこなして失敗してはならない」という考えに基づいて、ちょっとでも失敗すると、いかんともしがたい大失敗をしたと思い込みます。こういう人には、失敗か成功かの二つしかないからです。うつ病や不安障害の心理療法として発展した認知行動療法は、この完璧主義の具体的な思考の在り方について徹底して不合理な信念を見極め、心の安定を図ろうとしました。
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