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15年12月18日
「カウンセリングの必要な心の問題」
心の問題のレベルを、前回のブログで、神経症レベル、ボーダーレベル、精神病レベルと概説しましたが、このレベルで行う治療はそれぞれ異なってきます。このうちカウンセリングが一番有効な領域は、神経症のレベルです。この領域のほとんどが、心因といわれる環境の状況の中で引き起こされる心の問題ですから、薬物よりは、カウンセリングが有効なのです。
精神病というのは、内因性といって、体の伝達物質の異常からおこるので、薬物治療が主となります。ここで行われるカウンセリングは、適応のための準備や周辺の整備に向けられます。カウンセリングが、症状改善にまったく無関係というわけではありませんが、主として薬物治療が効果的です。
ボーダーの中心的なものとしてのパーソナリティ障害は、現在薬物治療の決め手を欠くものです。しかし、カウンセリングも結構困難が伴うことが多くあります。これまで認知行動療法が主流でしたが、現在ではそれに加えてマインドフルネススキルトレーニングを実施しています。とりわけ弁証法的行動療法では、アメリカで、境界性人格障害に効果のあった5000人の臨床例を持って、わが国に2011年に導入された新たな心理療法として活用されるようになってきました。阪神カウンセリング・ラボでも、パーソナリエティ障害のカウンセリング手法として採用し効果を上げています。
◎うつ病改善を得意とする「心の癒しのコンビニ」阪神カウンセリング・ラボは、大阪の相談室です。
◎心の健康の講演をします。心理学セミナー、バウムテスト講習会を実施しています。
◎相談者に合った心理療法を、相談内容に応じてプログラムしていきます。
◎どんなことでもご相談下さい。心に関係したことであればほぼすべてのことに対応できます。
◎大阪・梅田、兵庫・明石に相談室を持っています。梅田相談室は、阪急梅田駅(茶屋町口)から徒歩5分です。明石相談室は、JR明石駅徒歩3分です。
◎日曜・土曜も相談実施しています。平日は、夜8時までのご予約を受けています。働く人のための心理相談室です。