大阪・梅田の心理カウンセリング

「抑うつ状態や不安時の否定的・悲観的考えとは？」

　うつ状態に陥っているときや不安感が強いときの思考は、極端に否定的・悲観的に考えるようになっています。たとえば、自分に自信がなくなってきます。どんなに能力がある人でも、うつや不安の時の感情に左右されて、自分を信用できず、その能力に疑問を抱いています。　うつや不安の症状は、集中力が欠けて理解力や記憶力が落ちます。頭の回転が悪くなったのは、馬鹿になってしまったのではなく、うつ病や不安障害の一つの症状からきているのです。なのにうつ病や不安障害に陥りやすい人は、自分の能力が無くなったと考え、漠然と自分の人格を否定し
「こんなに集中力の欠ける人間はこの仕事に向いていない」
「自分はつまらない人間だ」
「人の上に立つ資格はない」
「こんな人間は失格だ」
などと決めつけ、挙句の果てには、
「こんなつまらない人間は生きていてもしようがない」と、自分自身をも否定してしまうのです。そしてこの考えは、対人関係の自信喪失につながるから厄介です。

　しかし、これらはすべてうつや不安の状況から起こる、その時だけの特有の考え方ですから、このことをしっかり理解して、焦らないことが大切です。

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