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15年12月30日
大阪のカウンセリング
「うつ病の思考パターン―独善的な推論」
うつ病や不安障害の人の症状をもたらす背景には、考え方が大きく影響しています。そのうち否定的・悲観的思考パターンを理解していく必要があります。その中の一つ、「独善的推論」に関して説明いたします。
独善的な推論とは、確かな根拠がなく、様々な想定を考慮しないで、そうだと思い込む思考傾向を言います。例えば何かの失敗をして上司に叱られたとします。その結果「上司は私を嫌っている」と考えた場合、その思考が客観的に正確に反映しているわけではありません。大抵、上司が叱ったのは、その人を嫌いなのではなく、仕事の不始末を言っているだけです。にもかかわらず、叱られるたびに嫌われていると考えますから、その状況から進行する事態が本人の思考とかけ離れて、誤った方向に進展しがちになります。人間関係も不調に陥りやすくなるのです。上司は、仕事の不始末を言っており、その人の人格判断はしていないのに、言われた相手は嫌われていると人格判断を考えていますから、お互い不自然な人間関係が生まれやすくなります。言われている方は嫌われているから叱られるのだと考えれば考えるほど辛くなってしまいます。その結果いかんともしがたい心境に陥ります。
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