HOME >> 最新更新情報(一覧)
16年01月04日
「否定的・悲観的な思考が生まれる背景」
二分割思考・完璧主義に関しては、平成28年1月3日、「阪神カウンセリング・ラボ」副ホームページで概説しました。うつ病や不安障害など、心の問題に関して、この2分割思考・完璧主義志向を改善することは治療に欠かせない重要な事柄です。
こうした厄介とも思える思考がどうして生まれるのでしょうか。それはその人の成育歴に深い関係を持っています。社会の情報や経験、大人の考え方、学校の先生や影響力のある人の教え、友人関係、社会の常識と呼ばれるもの、商業ベースの宣伝など、その人の性格や言動を決定する事柄は無数にあります。その中で最も影響力を持つのは、幼い頃から繰り返される親子関係です。
心の問題を起こす親子関係には様々な状態があります。愛情を感じさせない親子関係、子どもにとって強制的な親子関係、子どもに無理解な親子関係、虐待などです。
これらすべて子供の心に強い影響を与え、場合によっては心の傷を作りだします。この親子関係のどこが強く影響したかによって、考え方に特徴が出ます。そして、うつ病や不安障害の人のほとんどが、思考の軸に、二分割思考・完璧主義がともなっています。これがうつ病や不安障害を改善し克服していくために厄介な事柄となります。
◎臨床心理士は、大学院を卒業して初めてとれる資格で、学術的な心理療法を実施します。
◎大阪の心理相談室、阪神カウンリング・ラボは、臨床心理士による、相談室です。
◎心理相談室の主宰は臨床心理士を養成する大学院で教鞭をとった元大学教授です。
◎毎年1000件を超える相談を受け、信頼と効果を上げています。安心してお越しください。
◎電話相談やスカイプ相談を実施しています。沖縄から北海道まで全国の相談を受けています。