HOME >> 最新更新情報(一覧)
16年01月10日
奈良の心理療法
「家庭機能不全で起こる子供の心の傷」
子どもにとって幼い時に家庭の機能が不全であると、思春期から成人期に至って、パーソナリティ障害やうつ病や不安障害などを起こしやすくなります。機能不全に陥っている家庭においては、子どもは、親が問題であることに気づきませんから、自分で何とかしようと必死になるのです。夫婦喧嘩や暴力的言動が絶えないと、その解決に子どもなりにどうしたら良いか悩みます。その結果、親の理不尽な言動に我慢して何でも言うことを聞く良い子、学校の成績をあげて親に褒めてもらえるような必死の頑張りを見せれば親は穏やかに暮らしてくれるのではないかと勉学に必死の思いで頑張る子、家庭の荒れた状況に耐えて耐えて感情を押し殺して生きる子などなど、懸命に生きようとします。
こうして必死に良い子でいようと努力するのですが、夫婦喧嘩や親のアルコール依存やその他の精神疾患、暴力的言動など、子供が原因で起きているわけではないので、子供なりの必死な努力はほんの一時的に機能するだけで、結果的にほとんどむなしい努力に終わってしまいます。それでも子どもは、あらんかぎりの力を振り絞って繰り返し繰り返し何とかしようと試みるのです。そうしてもいかんともしがたい努力の結果生じる、不安感や恐怖や怒りや悲しみは、やがて心の傷となって子どもの無意識の中に押し込まれます。
これまでの家庭気の不全に関する内容は、1月7日、8日、本ブログおよび、サブホームページ、http://www.wakaru-ha-kawaru.com/ に記載していますから参照してください。
▽カウンセリングは、土曜日、日曜日、平日は夜8時までの予約を受け付けています。
▽電話、メールでの最初のお問い合わせは、無料です。最初のメール、電話は、遠慮なくお問い合わせください。
▽阪神カウンセリング・ラボは、お客様のさまざまなニーズに応じる、心の問題の専門相談室です。
▽大阪、神戸の阪神カウンセリング・ラボで、うつ病改善や双極性感情障害改善のカウンセリングを!
▽パーソナリティ障害は、弁証法的行動療法によって有効な臨床成果を上げることができます。