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16年06月08日
うつ病のカウンセリング 論理療法
心の問題を発生させるプロセスは、困ったことが起こると、不適切な思考で対処することです。不適切な思考を改善することが、うつ病や不安障害に有効な対応となります。認知行動療法の発展で生まれたアルバート・エリスの論理療法では、この思考を不合理な信念と呼んでいます。
この不合理的な信念は、それぞれの信念に関するまずい出来事に敏感に反応してしまいますし、出合う機会が飛躍的に多くなります。
人はだれからも愛され受け入られるようにしなければならないと考えていたら、愛されなかったり受け止めてもらえなかったりすることに敏感に反応しますし、そういう機会に接することが圧倒的に増加します。
人は完全を期すべきで、失敗してはならないと考えていたら、ちょっとした失敗も大きな失敗かのように感じて、ダメージを受けやすくなります。