ストレスと痛み　心理療法で解決

京都市　伏見区のカウンセリング

   痛みの80％はストレスからくると言われています。その痛みを改善するために心理療法が効果的であるということは、案外知られていません。痛みを問題にする心身症は、ストレスなどが原因で、身体的な症状を出してしまう心の病気です。
　私が、臨床心理士を養成する大学で学生や院生に教授している頃、医師の資格のある教授が心身症の講義で、学生にこのように言っていました。
「患者さんが、おなかが痛いと言っているとき、それが心身症だから、カウンセリングが有効といって、カウンセリングを優先しますか？」
「まず、その患者さんの痛みを治してから、カウンセリングでしょ。」
　たしかに、おなかが痛い、おなかが痛い、と苦しんでいる相談者がカウンセリングを受け、「そうですか、おなかが痛いんですね。」
｢苦しいんですよね。その辺一緒に考えてみましょうか。」なんて言われたら、その相談者は二度とカウンセリングを受けようとしないでしょう。身体的訴えをまず消してからというのは、医師の言うとおりです。しかし、現実には、医師の処方する薬物の効果がなく、痛みを抱えたまま、カウンセリングにくるケースは、結構多いのです。

疼痛の改善　マインドフルネススキルトレーニング　平成28年7月16日(土)参加者募集中