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16年07月13日

うつ病は考え方を改善すれば治る「認知行動療法」

うつ病は考え方を改善すれば治る「認知行動療法」

「京都 桂のカウンセリング」

 

   ベックが明らかにした不適切な思考とは、「自尊心の欠如」と「過度の責任感」「逃避傾向・不安」「独善的な推論」「選択的抽象化」「拡大・矮小化」「過度の責任感」「不正確なラべリング」「過度の一般化」「二分割思考・完璧主義思考」です。ただ、これら思考内容や思考パターンがそのまま表れるのではなく、具体的な言動として出現します。

 例えば、親の期待にそって育てられた完璧主義によって、頑張ることが当たり前なこととして受け入れられます。その体験はやがて、何事も完璧にこなし、失敗してはならないという信念に発展します。その信念に基づいて、次第に頑張ることが当たり前になって、失敗しないようにとことんやりつくそうとしますから、ほとんど失敗を経験することなくやり過ごしてきます。そうして、成人になったとき、失敗することが多々出てくると、ちょっとした失敗も敏感に反応するようになります。そして、ちょっとした失敗も大変な失敗だと結論してしまいます。それだけでなく、失敗体験をしていませんから、失敗すると、それをどうしてよいかわからなくて途方にくれて、挙句の果て、うつ病を引き起こすのです。

   こうした不合理で非現実的な思考を改善することによってうつ病は治ると考えました。うつ病治療のための認知行動療法の基本的な戦略です。