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16年09月03日
うつ病になりやすい思考と認知療法
「山本 西宮苦楽園のカウンセリング」
ある状況をとらえるものの見方や考え方が、不適応で悲観的なイメージを認知の歪みといいます。私は、学生にこんな方法で認知の歪みについて説明しています。講義中、突然白板を強くたたくのです。たいていの学生は、驚いてその後いろいろなことを想像し考えます。
「私、何か悪いことしたんだろうか」
「きっと、私たちが何か先生の気分を害することをしたに違いない」
「あの先生、急に白板をたたいて、おかしいんじゃない」
「びっくりしたあ、何があったんだろう」
「いつも怒る先生ではないから、相当何かおきたんだあ」
「私の居眠りを叱ったんだろう」
etc.
このように反応はさまざまです。
このうち、「私、なにか悪いことしたんだろうか」というように、思い込む学生は案外多いのです。講義の中で、認知の歪みを説明しようとしている最中の白板たたきですから、正しくは、それを説明するためのパフォーマンスに違いないのですが、そういう客観的な状況判断を超えて、「私・・・・・」というように自分の問題に思い込んで、自分を痛めつけるのです。
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