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16年09月04日
うつ病になりやすい人の思考の検討
「京都山崎 天下茶屋の認知行動療法」
前回のブログで挙げた、うつになりやすい人、心の病気を抱えやすい人が、自分が何かをしたからだと思うのに対して、健康な人は次のように考えます。
たしかに「自分がなにか悪いことしたんだろうか」と、思わないわけではありません。同時に、何が起こったのかを正確につかもうとします。それまでの私の言動、今の状況、周囲の学生の反応などなど。それで、「ああ、認知の歪みを説明するために、白板をたたいたのだ」と、ほぼ瞬時に判断します。
これに対して、「私、何かわるいことをしたんだろうか」と、真剣に思いこむ人は、前回の説明で例示した、私の白板たたきの適切な説明がなされない限り、嫌な気分をますます深めて状況を深刻にしていきます。その結果、私の思いとかけ離れて、「いやな先生、今後あの授業を受けるのも嫌だ」と、現実から離れて、自分の環境を壊してしまいます。この不具合が、心理的にも影響を与え、苦悩を生みやすくします。
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