ストレスに対処するために

アサーショントレーニング参加者募集　2月12日(日)より第1回目がスタートします。

　ストレスは体の病気だけでなく精神的な病気もその原因となっています。ストレスというものは決して悪いものではありません。また、ストレスがないという事態は存在しません。したがって私たちはストレスをどう扱うかが問題となります。その処理の仕方を誤ると、ストレスホルモンが心身に悪影響を及ぼします。ストレスを受けたらそれをできるだけ早く処理することが大切です。

　本来人が感じる恐怖の最も強いレベルは、生きるか死ぬかという状況で起こるものです。原始人にはこの恐怖が常に周囲にありました。そのために、扁桃体という頭と首の付け根にあるアーモンド状の情報処理の部位が、その恐怖を察知して、視床下部に情報を送ります。特に海馬は、その恐怖に対処する一瞬の判断を身体に送ります。心臓を刺激し脈を早め内臓の働きを止めすべて恐怖から自分を守るために戦うか逃亡するかの瞬間の行動が取れるようにします。

　現代人にもこの強烈なストレスホルモンがありますから、猛獣などの直接の脅威がないにしても、人は死ぬほどの恐怖を想像や思考で自ら作ってしまうために、それらストレスホルモンの持続によって、体も心も侵されてしまうのです。従って、このストレスの持続に対し、どうやって早く対処していくかにかかってきます。カウンセリングは、ストレス対処の仕方を理解しスキルを身に着けて対応するように組まれています。