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17年02月10日
身体の痛みを改善するには?
ストレスを持続させると、脳内の視床下部に影響を与えて、身体症状が出ます。視床下部はストレスに対応するために、心臓や内臓が即刻反応し、耐えられる様にできています。ストレスホルモンは、最初のストレスをどう対処するかという初期には有効なものです。しかし、ストレスが長期にわたって存在すると、ストレスホルモンは有害なものになってきます。たとえばストレスを感じる原因となった「恐怖」が生じると、首と後頭部の境界にある二個のアーモンド上の扁桃体がそれを察知して、視床下部にある海馬から、コルチゾールというストレスホルモンを出すように指令します心臓の鼓動を速くさせ、脈を速く打たせます。消化をする内臓の働きをストップさせ、戦うか逃げるかのすばやい行動ができるように血圧を増して筋肉を硬直させるのです。この動きがとれるようにするために、常に猛獣の恐怖に置かれていた原始人には、生命や家族を守るために必須のストレスホルモンです。こうした強烈な影響を持つストレスホルモンはいくつもあり、これらは原始人と同じように現代人も持っています。コルチゾールなどのストレスホルモンによる強烈な影響を、現代人はストレスに際する不適切な思考によって持続させてしまうのです。人が痛みを感じるのはこうしたストレスの対処が不十分なために起こっています。したがって身体の痛みは、このストレスをどう処理するかということが一番効果的な方法となります。阪神カウンセリング・ラビでは、ただお話を聞くだけでなく、身体の痛みをどう改善するかという心理療法も実施しています。