HOME >> 最新更新情報(一覧)
17年02月27日
パーソナリティ障害の治療
パーソナリティ障害には自己愛性パーソナリティ障害など、様々な障害があります。そのなかで感情調節の難しい境界性パーソナリティ障害には、認知行動療法が適応されてきました。認知行動療法では状況処理に関する自己責任に基づいて、思考の改善を中心に行動的なスキルを身に付けながら感情調節ができる内面の強化が図られてきました。しかし、認知行動療法の効果はあるというものの、突然切れてしまう境界性パーソナリティ障害には、認知行動療法で身に付けたスキルだけでは困難な時があります。この弱点を克服するために、マシュー・マケイらが開拓した、「弁証法的行動療法」があります。我が国には、2011年「弁証法的行動療法」が出版され、心理療法として広がっています。阪神カウンセリング・ラボでは、アメリカから弁証法的行動療法を実際に受けた方からの問い合わせに合わせて、2012年より採用してきました。弁証法的行動療法には4つのスキルがあります。感情調節に欠かせない、「苦悩耐性スキル」「感情調節スキル」「人間関係調節スキル」の他に最も重要なスキルとして、「マインドフルネススキル」が位置付けられています。
絵を楽しむ会「お絵かき倶楽部」参加者募集
平成29年3月5日 13:00より14:30
絵を描くことが苦手な人、絵を描くことが嫌いな人、絵を描くことが好きな人も歓迎です。