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13年02月26日

うつ病の心理カウンセリング

うつ病と薬物療法
 うつ病の時に、薬物で治るのは、次の理由からだと考えています。
 薬物は、脳内の活性化したドーパミンを抑制する薬を使用し、同時にセロトニン等の快物質を活性化させる薬を使用します。その結果、一時的に安定した精神状態が生まれます。この時、うつ病から立ち直った治癒感によって、現状におこった問題を楽にやりこなしていくことが自信となって、いわゆる「実効感」が得られるために、うつ病を克服したと思えるからでしょう。この時得られる「実効感」が強力な場合は、それ以後もうつ病を再発する機会は少なくなりますが、もともと心因性によるうつ病は、その状況を乗り越えていく、適切な言動がとれない為におこるのですから、困難な状況に対処する防具や武器を持たないで、再びストレスによって抑うつ感が強まると、うつ病を再発してしまうのです。

うつ病の種分け
 うつ病には、大きく、二つのタイプがあります。一つは、内因性のタイプ。もう一つは、心因性のタイプです。

  内因性のうつ病は、理由は定かではないけれど、脳からドーパミン等のうつ病特有の神経伝達物質が流れていて、うつ病の症状を起こすものです。これらは主として、睡眠や倦怠感など、身体的症状に現れてきます。

  一方、心因性のうつ病は、周囲の環境の状況によって引き起こされるうつ病です。周囲に起こる人間関係や仕事上のストレスなどから起きるもので、主として、意欲や集中力などの精神症状に現れてきます。うつ病を治すためには、このタイプの見極めが重要です。

 内因性のうつ病は、薬物療法が中心となります。心因性のうつ病は、心理カウンセリングが有効となります。そのほか両方の症状が出ている混合タイプがありますが、これは心理療法も薬物療法も効果をもつといえるでしょう。