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13年05月22日

うつ病のカウンセリング

認知行動療法

 ベックが始めた認知療法は、その後、うつ病だけでなく、その他の神経症領域に広がりました。今では、摂食障害、不安障害、適応障害(うつ病と同じ)、強迫神経症など神経症領域にはすべて認知行動療法が適用されています。私が病院臨床に入ったころは、精神病圏に、カウンセリングが実施されることはありませんでしたが、今では、その領域にも認知行動療は適用されています。

 認知療法の中心的な課題は、認知のスキルです。認知のスキルとは、考え方を合理的現実的にするトレーニングが中心となります。それらに強化のスキルと言って、リラクゼーション法などの行動療法的な内容を取り入れて認知行動療法として発展してきました。

 その内容は以下の通りです。
1、ストレス対処のスキル。
2、コミュニケーションスキル。
3、構造化のスキル。
4、認知のスキル
5、強化のスキル。
6、感情調節のスキル。

 阪神カウンセリング・ラボでの心理カウンセリングは、上の認知的な重要事項を、その人の症状に合わせながらプログラムを組んで実施いたします。
 心理相談室では、認知行動療法を標榜しているところは多く見受けますが、そのやり方は様々です。阪神カウンセリング・ラボの認知行動療法は、国内外で行われている臨床的学術的な認知行動療法の実際を参考にしながら、日本人に合わせた臨床を通して、効果的なトレーニングを組んで行っています。この過程でうつ病を克服して、仕事に復帰したり、健康に生活を送ったりしている人が多くいます。
 日本ではまだまだ心理療法または心理カウンセリングを受けるということに抵抗があり、一大決心をしてこられる方が多いですが、実際にカウンセリングを受けてみると、最初に心配したことはほとんどなく、気楽に受けられていることに驚いています。中には、早くこうしたトレ-ニングを受ければよかったと言ってくださる方がいます。
 もし、こうした相談に行こうかどうか迷っている方がありましたら、一度こられてみるとよいと思います。
 次回は、認知行動療法の各種スキルの説明をいたします。