心の病気になりやすい人は
心の問題を生じやすい人は、そうなりやすい問題対処の仕方をしてしまっています。
例えば、
・過去の苦痛や過ち、問題について長い時間考えて過ごす。
・将来起きるかもしれない苦痛や過ち、問題についてあれこれ心配し不安を感じ、考えに考えて心の準備をする。
などです。
これらは、何の問題対処にもならず、結果的に心の病気につながってしまいます。
また、これらに不都合な信念が伴うと、問題対処の仕方を複雑にし困難にしていきます。
例えば、物事は完璧にこなし、失敗してはならないという信念が生まれると、失敗しないようにがんばり、完璧にこなすことが当たり前になります。問題は、がんばってもがんばっても、どうにもならない事態が起きた時です。がんばらなくても何とかなるという方法を身に付けていませんし、がんばらなくてもよいということは受け入れられないことですので、どうしてよいかわからなくなり、心の病気になってしまうのです。