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14年03月14日

注意をそらす


考えない方がいいに決まっているのに、考えることを習慣化してしまっている人は、いつの間にか考えてしまいます。
非合理な思考の悪循環は、心の病気を引き起こしてしまいます。

思考の悪循環を止めるための方法に、その思考から「注意をそらす」ことがあります。
例えば、何か楽しいことをしたり、作業をしたり、マッサージを受けたり、計算をしたりすることによって、その思考から注意をそらすことができます。

呼吸法で落ち着けて、感覚を使ってリラックスさせることもできます。

私たちが冷静でいられるときは、自分の感覚に敏感になっています。
どんな呼吸をしているか、心臓がどのように動いているか、相手はどんな声どんな表情をしているか、周囲からどのような音が聞こえるか、今自分の手は何を触りどんな感触があるかなど、それらをしっかりとつかめているときは、心は落ち着いているのです。

不安になっている時や心配している時は、せっかく感覚に敏感になっていても、「こんなにドキドキしているのは動揺しているからだ。」「こんなにドキドキしているのは情けない。」というようにその時の感情や思考に引きずられてしまいます。

こんな時は、まず腹式呼吸をし、大きく深呼吸します。息を吸う時おなかが膨らむのを感じ、息を吐く時おなかがへこむ感覚に注意を向けます。そうしながら、見たり聞いたり、嗅いだり、吸ったり、食べたり、何かに触れたりすれば、注意がそれてしまうものです。