うつ病と認知行動療法
うつ病と認知行動療法
うつ病の治療に認知行動療法が良いと言われているのは何故でしょうか。それは、うつ病というのは、思考障害だからです。
認知療法を始めたのは、1960年代、アメリカのベックです。ベックはうつ病の患者さんを診断中に、なぜそんな考え方をするのか、思考の在り方に疑問を持ちました。そこでうつ病と診断された患者さんを一堂に集めて、ある状況に関してどのように考えるか、作文させました。すると、その思考には共通して、きわめて非現実的で非合理的な思考傾向がうかがえたのです。
ベックは、うつ病になる人には、状況が起こるたびに、このような非合理的で非現実的な思考を起こすので、不安感が生まれやすくなり、その蓄積によってうつ病になるのだと考えました。したがって、うつ病を治し、うつ状態を改善し、うつ病を予防するために、認知の仕方、どう思い、考え、行動するかの仕方を検討して、その傾向を現実的・合理的に切り替えていく認知療法を始めたのです。
私たちは、状況に関して誰でも何らかの思考が浮かんできます。それを自動思考といいます。この自動思考に歪みがあれば、人間関係も正確で客観的な対応が難しくなります。そうなれば、不安や抑うつが強まり、うつ病に繋がりやすくなります。だから、認知の在り方を改善する認知療法は有効なのです。
阪神カウンセリング・ラボでは、このベックの認知療法を軸に、様々な適切な療法を組み合わせて、うつ病のカウンセリングを実施しています。
▽阪神カウンセリング・ラボは、お客様のさまざまなニーズに応じる、心の問題の専門相談室です。
▽うつ病や双極性感情障害には、阪神カウンセリング・ラボの認知行動療法が有効です。
▽パーソナリティ障害は、弁証法的行動療法によって有効な臨床成果を上げることができます。
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◎阪神カウンセリング・ラボは「心の癒しのコンビニ」をモットーに、だれでも、どこでも、どんなことでもご相談に応じています。主宰者は、臨床心理士を養成する大学院で教授した経歴をもち、豊富な臨床経験を活かしてご相談に応じています。