うつ病と男性更年期障害
男性に更年期障害があるのか？

　更年期障害というのは、女性の占有のものだと思われてきましたが、男性にも更年期障害というものがあります。
　身体症状としては、肩こり、吐き気、めまい、動悸といった不定愁訴があります。性欲の衰えや、何事にもやる気が起こらない無気力に襲われる人もいます。
　女性の場合は、閉経というホルモンの変化の時期だという点ではっきりしています。同じように、男性も、中年期になると男性ホルモンの変化が起きてきます。この時期の男性ホルモンの変化は、多くの機能障害を引き起こします。特に現在は、経済状況によって厳しいリストラが起こります。中年は格好のリストラの対象となります。この時期の身体的変化に加えて、精神的なストレスを受けるわけですから、様々な不調が訪れることになります。
　性格的なものも更年期障害に影響を与えます。真面目な人、通勤時間が長い人、管理職などの仕事が忙しい人、単身赴任の人、家庭不和の人などの男性に、更年期障害が現れやすくなるのです。これらがうつ病に発展することもあります。
　対策としては、栄養のバランスがとれた食事をとる、十分な睡眠をとり、ゆっくりとできる自分の時間をもつ、運動を生活に取り入れるなどです。




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