うつ病改善ストレスの受け止め方
うつ病改善 ストレスの受け止め方
ストレスを受け止めると言っても様々なレベルがあります。ストレスを受け止めても、「嫌だなあ」とやってしまったのでは、ストレスをさらに強めてしまいます。普通、ストレスを受け止めるというのは、心や体や行動に注意して「ああ、ストレスを受けているなあ」というくらいでしょう。いずれにしてもストレスを受け止めたら、「嫌だなあ」から「何とかなるかもしれない」とか「何とかなるだろう」という意識に変化させていく必要があります。ストレスはどんなに避けようとしても必ず存在していますから、むしろ、それをどう扱うかに集中した方がよいのです。そして積極的にストレスに対処していくと、それを越えていくことができパワフルな気持ちが生まれてきます。
この受け止め作業の理想的な状態は、「徹底的受容」と言われる受け止め方です。これは、感情調節のために開発された「弁証法的行動療法」からきていますが、認知行動療法で扱うストレスを受け止めるスキルや認知的スキルの"そのままにしておく"という作業と同じです。徹底的受容とは、その状況を批判したり価値判断したりしないで、認識するということです。私たちは、ストレスにさらされると、そのストレスに対してあれこれ批判したり考えたりしますが、それをやると、その思考や感情に流されてしまって、適切な解決からますます遠ざかり、ストレスフルな状態になってしまうのです。徹底的受容ができると、精神的にかなり安定します。とても大切な、しかし難しい対応です。
大阪梅田、兵庫明石に心理相談室を持つ、阪神カウンセリング・ラボは、臨床心理学を専門とした元大学教授、経験豊富な臨床心理士が対応する、心の相談専門機関です。うつ病や神経症や摂食障害など心の問題をはじめ、パーソナリティ障害、精神病など、また、人間関係や教育、性格診断など、幅広くどんなことでも相談にのっています。性犯罪や窃盗などの被害者や加害者の心のケアも心理相談の対象です。また、臨床心理学に関心を持つ専門家の育成も視野において、心理学に関する学習やセミナー、ワークショップも実施します。アサーショントレーニング、心理学グループワークなども毎月実施しています。