ほほ笑みうつ病
うつ病のカウンセリング

　最近、非常に増えてきたと言われる「ほほ笑みうつ病」というものがあります。これはストレスによって、うつ状態になっているにも関わらず、ニコニコ不自然に笑いをする症状を指します。この笑顔は極めて不自然で、異様とも思える笑いとなります。リストラや厳しい労働環境に置かれている中高年の男性によく見られる症状とも言われています。が、同じような苦境に置かれていて、異常なにこにこ笑いをすることは若者に起こることもあります。ほほ笑みうつ病とは多少異なりますが、異様な必要以上の笑顔には、心理的な問題を抱えていることが多くあります。
　ほほ笑みうつ病に陥っている人は、仕事上のミスが多くなったり、仕事に集中できなくなったりしていますが、だれかが話しかけると、ニコニコ愛想がよく、一見元気そうに見えるのです。これは自分の苦境を他者に悟られないように、作り笑いをしたり、明るくふるまおうとしたりするのです。そうすると、ストレスに対して適切な処理をしていませんから、ストレスが増大して、突然仕事を連絡なしに休んだり、蒸発したり、最悪の場合は自殺したりするのです。こうした状態に陥っている時は迷わず受診して治療を受ける必要があります。






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